【ランサーズ法人アカウントは法人口座のみに出金可能です】法人口座を開設するのに苦労した話 惨敗編
- 2019.09.02
- 仕事のこと
こんにちは!Meimyです。
突然ですが、ランサーズには個人アカウントと法人アカウントがあるのをご存知でしょうか?個人アカウントは文字通り個人向けの誰でも登録できるアカウント、法人アカウントは登録にあたり登記事項証明書等の提出が要求される法人向けのアカウントです。どちらも使い勝手は同じなのですが、名前の横に「法人」と記載があり若干信用度がUPする感じがします。
弊社もランサーズでお仕事を始めるにあたり、当然の様に法人アカウントを作りました。2日程度で承認はスムーズに行われ、その後も普通にお仕事をしていましたが、問題はランサーズから銀行口座へ振込をする時に起こりました。
法人アカウントは法人口座へしか入金できない
これが私にとっては盲点でした。よくよく考えれば当たり前の事なんですが、法人アカウントで得た収入を個人口座へ入金する事はNGでした。
「え、じゃあ法人口座を指定すればいいじゃん。」
そんな声が聞こえて来そうですが、若気の至りで作ったこの会社、何とこの時点で法人口座を持っていませんでした。。。
では入出金はどうしていたかと言うと、私個人のネット銀行の口座(会社用)にそのまま振り込まれる様にしていました。iOSアプリやGoogle Adsense、paypalは法人名義の登録であっても好きな口座に振り込めるんですね。今までは特に何の不便も無かったんです!(そもそも週末起業状態だったので会社が大して稼働して無かったのもある)
しかしこの時点で、会社は辞めることが決まっていた&大口の法人との契約を控えている&ランサーズの報酬欲しい><、何より銀行口座がないままじゃ会社とは言えない!と言うことで、重い腰を上げ法人口座を作りに行く事にしました。ここから約1ヶ月半、深い沼にハマる事になるとも知らず…。
近所の某メガバンク(赤)へ口座開設に行きました
最初に向かったのは、最寄りの赤い銀行。私の個人口座やクレジットカードは全部この赤い銀行なので、ここで開設できたら色々便利だと思ったのが理由です。メガバンクは厳しいと言う話も聞いていましたが、利用実績もあるし行けるでしょう、と思っていました。この時点では根拠のある自信がありました。
準備したもの
様々なブログ記事を参考にして、以下の物を用意していきました。
- 会社の履歴事項証明書(事業内容が書いてあるやつ)
- 会社の印鑑証明書
- 代表者本人(私)の住民票
- パスポート
- 会社HPを印刷したもの(TOPページ・会社概要・実績紹介)
- ランサーズの画面を印刷したもの
こんな感じです。ランサーズから出金が出来るようにする事が第一目標だったので、その旨が記載されたページのスクショも用意していきました。
終始、疑いの眼差しを向けられる
赤い銀行に向かったのはお昼頃、店内(行内?)はそこそこ混雑していましたが、受付の機械の前にいる方に「法人口座の開設で〜」と言うとすぐに番号が書いてある紙と、開設の流れが書いてある資料を渡してくれました。10分くらいで自分の番号が呼ばれたので、窓口へ向かいます。
「ペーパーカンパニーでは無いですよね?」
※注)ここからはかなり私の主観的な話になります。旦那からは「ネガティブに捉えすぎ!」と言われました。全ての赤い銀行がこんな対応では無いと思うので、悪しからず…
窓口にいたのは、20代中盤くらいのお姉さんでした(以下:赤姉)。赤姉は私の顔を見るなり一言「法人ですか?個人(口座開設)とお間違えではないですよね?」と言い放ちました。
恐らく、私の見た目(20代前半女子、私服、気が弱そう)を見て「コイツが会社経営はねーだろ」と思ったのだと思います。いきなり社長に見られなかったもので、チキンな自分が目を覚まし気弱に「あ、はい…」みたいな感じで答えました。
この「多分そうです…」的な態度が良くなかったです。半グレの経営するペーパーカンパニー(出資詐欺用)の名ばかり代表者(逮捕要員)だと思われたかもしれません。
そして、ここから怒涛の尋問(質問)が始まりました。
赤姉「事業内容をお伺いしてよろしいですか?」
私「はい、私はネット上でランサーズと言うサイトを通して仕事をしていまして…」
赤姉「??はい…」
私「こんな感じで仕事を受けて、Webサイトとかを作っているんですけど(ランサーズのページを見せる)」
赤姉「…?はい…」
私「その収益を振り込む口座が欲しくて、赤い銀行さんに来ました。」
赤姉「うーん…えーっと、、、ペーパーカンパニーとかでは無いですよね?」
私「えぇっ!いや、違うと思います…」
ここでようやく、履歴事項証明書とパスポート・住民票の提示を求められました。それをまるで老眼のお年寄りばりに眉間にシワを寄せて読む赤姉。完全に疑ってかかってます。
赤姉「何か、会社として取引をしている証拠ってありますか?」
私「ランサーズではダメですか?ここで一応履歴事項証明書を提出して、法人と認定されて仕事をしているのですが」
赤姉「収入がどうやって発生しているのか分かるお見積書か請求書などはありませんか?」
私「収入はランサーズを経由して入金してもらう仕組みです。ですが、法人口座が無いとそもそも入金の手続き自体が出来ないので、こうして来ているのです。」
赤姉「うーん、その条件だと仮にお申し込み頂いたとしても当銀行での開設は難しいですね…どうしますか?」
申し込み自体を渋られる
まさかの申し込み自体を渋られる事態となってしまいました。
会社HPを置いているサーバーの請求書なら…などとクラウド上に保存していた請求書を見せたりもしましたが、そもそも赤姉はサーバーと言われても、それが何なのかはピンと来なかった様で、中身の確認すらしてもらえませんでした。
赤姉の横柄な態度(被害妄想)にだんだんイライラして来た私は、
「じゃあどうしたらいいんですかね?このままだと私報酬を引き出せないんですが!」とやや食い気味に聞きました。
赤姉も話が通じない私にイライラしてたのでしょう。
「うちではとりあえず難しいので、どこか一日で作れる様な銀行さんに行ってもらうしか無いですね。まぁ、そんな所があるのかは分からないですが。」
応酬されました。。。
惨敗です。。。
窓口を離れ、出口近くのATMコーナーまで来ると涙が出て来ました。赤姉にではなく、不甲斐ない自分にです。口座ひとつまともに作れないとは…。キノコが生えるんじゃないかってくらいがっつり落ち込みました。
「どうしたら作れるのか教えてくれてるじゃん!by夫」
くらーい気持ちのまま、夫との待ち合わせ場所に向かった私(この後用事がありました)。ジメジメしている私を見た彼は、事の顛末を聞くと
「会社やるって人間がたった一回銀行口座作れなかったくらいでそんなに落ち込むって…この先やって行けないよ!?第一、その人はどうしたら口座が作れるのか教えてくれてるじゃん。見積書とか請求書があればいいんでしょ?じゃあまずそれを用意したら??」
ど正論を突きつけて来ました。
そもそも審査するのは受付の人ではない
夫の言葉を聞いてハッとしました。確かに赤姉はしきりに「会社宛ての見積書か請求書はありませんか?」と聞いてきました。いくら事業内容を丁寧に説明しようが、HPを作り込んでいようが、取引の記録がきちんとした書類の体をなさなければ意味が無かったのです。なぜなら、口座開設の審査をするのは赤姉ではなく審査担当の人だから。
恐らく赤姉は「ランサーズってそもそも何だかよく分からないし、入金の仕組みも意味不明だし、まともな会社なら請求書とかあるのに無いって、審査担当の人になんて説明したら良いのよ??」そんな気持ちだったと思います。
見積書と請求書を探す旅に出ました
と言う事で、見積書と請求書を探す旅に出ました。
結論から申し上げますと、現在弊社は①みずほ銀行②ジャパンネット銀行③住信SBI銀行での口座開設に成功しています。
何だか負のオーラが漂うこの記事ですが、後半ではこんな状況の弊社がどのようにして法人口座を開設する事が出来たのかを書いていきたいと思います。お楽しみに!
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